婚約破棄の衝撃的な理由
20代後半の頃、私は一度婚約破棄を経験しました。両親との顔合わせも済ませ、結婚の準備が進んでいた矢先のことでした。
理由はなんと、彼に好きな人ができたから。3年付き合い、プロポーズも受けたのに、わずか1ヶ月後に「結婚できない。好きな人ができた」と告げられたのです。
「1ヶ月前にプロポーズしたばかりなのに、なぜ?」と戸惑い、ショックでいっぱいでした。
連絡も途絶え、別れはメールで
その後、彼は「体調が悪い」と言って会ってくれなくなり、結局別れの連絡もメールで済まされました。心は大きく傷つき、しばらくは悲しみの中でぼんやりと過ごしました。
新たな出会いと結婚へ
そんな時、今の夫と出会いました。最初の印象は正直あまり良くなく、好みでもなかったので全く恋愛感情はありませんでした。
何より、以前の婚約破棄の経験から「男の人は信用できない」と思い込んでいたので、恋愛したいとも思っていなかったのです。
しかし、気づけば自然と付き合うことになり、なんと出会ってから9ヶ月で婚約、そして結婚に至りました。
過去のトラウマを打ち破った夫の頑張り
当初、私は過去の傷を理由に結婚には消極的で、「付き合っても結婚はしない」と冷たく伝えていました。
ですが、夫は一歩も引かず、じっくりと私の心を開かせてくれました。私が頑張ったというより、彼の努力があったからこそ結婚できたのだと思います。
周囲も認める良いパートナー
元彼のことを知る人たちは、みんな今の夫の方が良い男性だと口を揃えます。私の両親も大変気に入ってくれました。
それでようやく「この人でいいのかもしれない」と心から思えるようになりました。
見た目が特別かっこいいわけでもなく、話が合わないこともありますが、不思議とバランスがとれていて、ケンカもせずに穏やかな夫婦生活を送っています。
過去は過去、今は今
元彼のことはたまに思い出すこともありますが、「そういう人もいたかな?」という程度で、特に感情は動きません。
過去の苦い経験があったからこそ、今の幸せが一層大切に感じられるのかもしれません。