【夫との恋愛ストーリー】
中学の出会いから、別れと再会を経て、いま夫婦に。紆余曲折を乗り越えた私たちの道のり
■出会いは中学生の頃——ただの「同級生」だった私たち
夫と私が出会ったのは、中学時代。
同じ学校に通っていたものの、特別な関係ではなく、ただの同級生として日々を過ごしていました。
その後、別々の高校へ進学し、自然と連絡も途絶えていきました。
お互い別々の道を歩む中、思いがけず数年後、街中で何度か顔を合わせるようになったのです。
そして、軽く交わした言葉の流れでLINEを交換。
ここから、静かに、でも確実に、私たちの関係は変わり始めました。
■高校3年生の夏、初めての恋が始まった
高校3年生の夏休み。
彼からの告白をきっかけに、私たちは初めて「恋人同士」になりました。
週末のデート、私の大学の近くまで迎えに来てくれる彼。
毎日がキラキラしていて、一緒に過ごす時間がとにかく楽しかったのを覚えています。
でも、彼が社会人として働き始め、私は大学生活へ。
中距離恋愛が始まったことで、少しずつすれ違いが増えていきました。
■遠距離恋愛、そして一度の別れ
その後、彼の転勤が決まり、遠距離恋愛に。
会いたくても会えない日々が続き、LINEや電話だけでは埋められない寂しさに悩まされました。
私が大学を卒業する頃、私たちは別れることを決断。
「このままでは、お互いを傷つけてしまうかもしれない」——そんな思いがあったからです。
■別れても、どこかで繋がっていた私たち
別れた後も、不思議と連絡は続きました。
新しい生活、新しい出会いがある中で、それでも彼との「縁」は途切れなかったのです。
彼には別の女性がいると聞き、私自身も新しい恋を経験しました。
でも、なぜか彼とは節目節目で会う機会がありました。
そして社会人3年目。
久しぶりに会った彼から、再び「もう一度付き合ってほしい」と告白されました。
■再スタートは、慎重に。そして丁寧に
正直、不安もありました。
でも、一度離れたからこそ見えたものもあって——今度こそ、ちゃんと向き合おうと思えました。
お互いの気持ちを大切にしながら、少しずつ距離を縮めていきました。
そして、再び付き合ってから10カ月後に同棲をスタート。
そこからさらに1年後、私たちは結婚しました。
■そしていま、家族になって
結婚生活も数年が経ち、今では子どもにも恵まれ、笑顔あふれる毎日を送っています。
喧嘩することもあるけれど、「正直でいること」「素直に伝えること」の大切さを、夫と共に学びながら過ごしています。
振り返ると、あの一度の別れは、私たちにとって必要な冷却期間だったのかもしれません。
離れたことでお互いの存在の大切さに気づき、再び一緒になる覚悟が持てたのだと思います。
■最後に
人生は、決して一直線には進まない。
でも、遠回りしてでも戻ってきたご縁は、きっと本物だと信じています。
紆余曲折の末に今の幸せを手にした私たち。
これからも家族として、共に笑い、支え合いながら歩いていきたいと思います。