69歳で念願の結婚を果たした女性の物語。
その相手は30年以上前に知り合ったお医者様です。
出会いは30年以上前――それぞれ家庭があった時代
二人が出会ったのは30年以上前。
当時、彼女には夫と娘が二人、彼には奥様がいました。
共通の知人を介して知り合い、互いに思いを寄せていましたが、家庭があったために関係は進展しませんでした。
高校時代の結婚と束縛の強い夫
彼女は高校の同級生と結婚し、二人の娘に恵まれました。
夫は社長として成功し、お金には困らない生活でしたが、束縛が激しく、彼女の自由を制限することも多かったそうです。
夫が家にいない時は友人と遊びに出かけたり、車の免許を取得することも苦労したものの、徐々に自立していきました。
30代で再び出会ったお医者様、そして30年続く交流
30代の頃、再びそのお医者様と再会します。
当時はどちらも家庭を持っていたため、一緒になることは叶いませんでしたが、彼は「絶対に一緒になる」と言い続け、月に一度の食事会を続けていました。
離婚と支え合い
彼女は夫の束縛の異常さに気づいた娘たちの後押しもあり、離婚を決意。
元夫も飲み歩きが好きで離婚届へのサインは苦労しましたが、無事離婚に至りました。
一方、彼の奥様は長い闘病の末、ガンで亡くなっていました。
69歳でのプロポーズ、そして入籍へ
人生の荒波に揉まれたある年の誕生月、ついにプロポーズを受けます。
娘たちも賛成し、幸せな第二の人生のスタートとなりました。
結婚後も変わらない穏やかな日々
30年来の知人同士であるため、結婚しても生活に大きな変化はありません。
しかし、周囲の人たちからは「結婚したの?」とよく聞かれ、雰囲気が変わったと言われることも増えたそうです。
やさしい彼の気遣いと新婚生活の幸せ
美容整形の話をしたときには「今のままでいい」と言ってくれたり、慣れない化粧品を買ってきてくれたりと、彼の優しさを感じる日々。
最近では旅行先で見知らぬ女性から「長く結婚されているんですね」と声をかけられる場面もあり、新婚の幸せを感じています。
まとめ
30年の時を経て再び巡り合い、69歳で結婚を果たしたこの女性の物語は、人生に遅すぎることはないことを教えてくれます。
長い時間をかけて築いた信頼と絆が、穏やかで幸せな未来を形作っているのです。