付き合って２年になる彼がいました。彼は安定した収入があり、お金持ちと言われる環境にいました。周囲の友達や親からも「結婚すれば安泰だよ」とよく言われていました。でも私は、彼との将来に希望が持てず、ついに別れを決意しました。
優柔不断でいつも私がリード役。疲れがたまっていった日々
彼は優柔不断で、何を決めるにも時間がかかるタイプでした。デートの行き先も彼に任せると結局決まらず、いつも私が提案し、誘導しなければなりませんでした。
「今日どこ行く？」と聞くと「うーん、任せるよ」と言うばかりで、正直疲れてしまいました。
友達と会う約束をしても、どこで会うか、何時にするか決められず、私が間に入って調整するのが常でした。そういう日々が積み重なるうちに、自分が彼に支配されているような気さえしてきました。
結婚の話がなかなか進まず、焦りと不安が募る
私はもう27歳。周囲は結婚や出産の話題で持ちきりです。彼との将来を考えたとき、「本当にこのままでいいのだろうか？」という焦りが心の中で膨らんでいきました。
彼から結婚の話題が出ることはほとんどなく、私から切り出しても曖昧な返事ばかり。
友達は「条件がいいのに贅沢だよ」と言いますが、私は結婚はお金だけじゃないと感じていました。将来のパートナーには、決断力や頼もしさも必要だと思うのです。
自分の幸せのために選んだ別れの決断
そんな葛藤を抱えながら、私は彼との別れを決めました。もちろん簡単な決断ではなく、長い時間考えました。彼にも良いところがたくさんあったからこそ、嫌いになれなかったのです。
別れを告げたあの日、隣にいた彼がいなくなったことでぽっかり穴が開いたような気持ちになりました。寂しさや後悔が押し寄せてきて、涙が止まりませんでした。
でも、これは自分の人生の大事な分かれ道だと信じています。彼も彼の幸せを見つけてほしいし、私も私の幸せを追いかけていきたい。
