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財運とは何か。財運は存在するのか、しないのか

「財運」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。占いの世界では比較的よくつかわれる言葉です。これを「金運」と言い換えても同じでしょう。占いの世界では「私の金運は?」とか、「あの人の金運は?」という感じで結構使われています。



財運は本当に存在するのか?


運命分析においても時代の影響でしょうか、財運、金運に関する相談がかなり多くなってきました。また、こうした時代的な不況を反映してか、それにつけこんだような「占い的な商法」が堂々と行われています。

財運は存在するのかたとえば金運の良くなる財布だとか、金運の良くなる掛け軸、金運の良くなる絵画、それらを数え上げたらきりがないほど多くありますが、ほとんどのパターンは物を使った方法です。私は自分自身の運命の研究から、これらの実際的な効果にはかなり疑問を持っています。これらはあくまでも「おまじない的なもの」と考えるべきでしょう。

でも、私がこのようなことを言うと、「あなたもそうした類の商売ではないのか」と、偏見的な目で見られることがあります。また、実際にそのようなものを購入して何の効果もないことがわかると、「ほれ見たことか、金運なんてあるわけがない。真っ赤なウソに決まっている。そもそも占いじたいがインチキみたいなものだよ」と、占いの世界全体がそうした非難の対象にされてしまいます。これはとばっちり以外の何ものでもありません。

そうした占い的なものにつけこんだ商法はひとまず置いておくとして、では、占いの世界で語られているような「金運」「財運」というものが本当に存在するのでしょうか。

私も運命を科学化していく過程で、当初はこれらのものにかなり懐疑的な意見を持っていました。でも、少しずつ運命の研究が進んでいくと、このような運命の特殊な法則が確かに存在することがわかってきたのです。ただ、この法則じたいを単純に説明することはできません。なぜならこの法則じたいが人間の意識と関わる、非常に複雑な背景を持っているからです。まだその全容が解明されたわけではありません。でも、その全体像は少しずつ見え始めているのです。

「では、何らかの技術を駆使して、自分の金運を変えることはできないか」

と、誰もが考えるでしょう。でも残念ながら、すぐに金運じたいを変える方法はありません。そもそも、もしそのような技術があれば、誰もお金の苦労などしないでしょう。運命の世界はそうした「棚から牡丹餅」式にはできていないのです。運命の世界は魔法の世界ではありません。本当に金運を得ようと思うならば、それ相当の努力が必要なのです。現在は不況の時代です。このような時代には必ず経済的な悩みが出てきます。それはこうした時代に生きる全ての人に当てはまるものでしょう。



財運の時期をピタリと当てる


実際に運命分析においても、こうした経済的な問題を抱えて訪れる人が多いのです。以前にこうした金運の在り方を象徴しているような話がありました。その人はやはり経済的な問題を抱えていて、今後の方向性を知りたいために相談に訪れたようでした。

「先生、何とかならないのでしょうか。何か方法はないのでしょうか?」

相談に訪れた方は、自営業のご主人の仕事がなかなかうまくいかないのを心配していました。私はいつものように資料を取りだして入念に目を通していきます。聞けば、ご主人が自営業をやっていて、様々な商売をしているものの、そのすべてがうまくいかない、失敗続きだという内容でした。

「たしかにご主人は現在のところ、低迷した時期に入っていますね。自営業を始めたのは最近ですか」

財運の時期をピタリと当てるこのように聞くのは、厳しい時期に入ってから以前の仕事辞めて、独立する人が多いからです。誰でも低迷した時期に入ると、仕事がうまくいきません。でも多くの人は「その仕事が自分に合わないのだ」と考えるようです。ですから「転職すれば何とかなる」と考えるのでしょう。

でも実際にはそうではありません。厳しい時期に入るとどんな仕事であれ、かなりきつく感じるものです。つまり、合う合わない以前の問題なのです。そのような時期に独立すれば、当然ですが事業はうまくいきません。かえって独立したために、よけいに苦しくなることもあるのです。

「いえ、主人が自営業を始めたのはだいぶ前のことです。以前はうまくいっていたのですが・・・・」

そこでご主人の資料をみると、低迷した時期に入ったのは数年前であることがわかります。それ以前の時期にさかのぼると、その前の周期はかなり安定した時期であり、特に商業には一番よく、いわゆる金運、財運の強くなる時期に当たっていました。なるほど、このような時期にはすべてが順調に運ぶものです。特に商業的には抜群の効果を発揮できる時期でもあります。

「ご主人が自営業を始めたのは、今から20数年前ですか?」

そのご主人の金運の強くなる時期は、20数年前から入っていました。そのご主人が20代の後半くらいでしょうか。不思議ですが、良い時期に入った途端に、まるでその時期を知っていたかのように独立して成功する人が多くいます。

「たしかにその頃だと思います。どうしてわかるのですか?」

相談者の奥さんはビックリした顔つきでこちらを見ています。

「いや、ちょうどその時期に大きな周期が変化しているのですよ」



財運や金運はたしかに存在した!


その奥さんは、先ほどたしかに「主人の事業が昔は順調に行っていた」と言いました。もしそれならば、こうした時期以外に考えられません。金運、財運というのはたしかに存在するのです。それは「運」という文字どおりに、周期として巡って来るものです。このような時期が巡ってきますと、どんな人でも現実的な感性が非常に鋭くなります。現実的な感性が鋭くなれば、他人が気付かないことも気づくようになるでしょう。

財運や金運は確かに存在したたとえば、それはお金儲けの方法にも及びます。普段は商才のない凡庸な人でも、シャープな判断ができるようになるのです。それが金運、財運と呼ばれる運気の正体なのです。また、その作用はそうした実務的な能力の向上だけではありません。実際には「物質的なものを引き付ける未知の磁力的な作用」も発生するのです。

ですから、その時期に商売を始めれば、多くの人を引き付ける磁力的な効果で、商売を繁盛させることができます。こうした神秘的な意識の磁力は、人間の意識の内部に直接作用するようです。その効果をたとえるならば、「虫が光に惹きつけられて飛んでくる」といったものに例えられるでしょう。人間の無意識の次元にも、同様な法則が存在するようです。

「ご主人は、現在、商売によくない周期が巡っていますね」
「ですから商売がうまくいかないのです。以前はたしかに商売によい時期が巡っていました」

私がそう言うと、相談者の奥さんは何となく理解したようです。でも実際には半信半疑ではなかったでしょうか。次の言葉がそれを表していました。

「先生、もう一度そのような時期が来ませんか?」
「大変残念ですが、この先に同じような周期はもう巡りません」

実際に、生涯の中でこのような周期が巡るのは、一度あるかないかなのです。人によっては一生涯、このような周期が巡らない人もいます。でも、たいていの人が生涯に一度はこのような周期が巡って来るのです。非常に面白いのですが、たとえばこれは金運を象徴する周期ですが、この周期が子供の頃に巡りますと、優秀な成績で良い大学に進学する子供が多いのです。これなども現実感覚が非常に優れる例だといえます。

なんと子供でも現実感覚が非常に優れれば、自分の将来を予感して勉強に走るのです。

またその反対に、老人になる頃にこのような周期の巡る人は急に元気になったりして、社会的な活動を広範囲に繰り広げる人もいます。でも、この時期は人によって様々ですが基本的には10年から20年くらいの期間だと考えて良いでしょう。この時期が過ぎ去れば活力を失い、体調を崩したり内向的になったりして、急に元気がなくなってしまいます。



財運がない時の対処法とは


「何とかして、昔の時期のような状態に戻す方法はありませんか」

その奥さんは必死でした。それはそうです。一家の大黒柱であるご主人の事業を、ここで失敗させるわけにはいきません。何とかする方法を私が知っているのではないかと必死にすがってきます。ただ、大自然の法則の下に動いている運命の神秘的な法則を、人間ごときの力を使って変えるのは完全に不可能なのです。ですから、このような場合は運命の法則じたいを変える方法ではなく、自分自身の考え方や生き方を運命の法則に合わせていくしかないのです。

「これから新しく事業を広げるのは大変危険ですよ。できるだけ、これまでやってきた地道な方法を維持していってください」

財運がない時の対処法とはそのときは、そう言うのが精いっぱいでした。ご主人の未来の運命サイクルをみますと、これから先に大きな変化はありません。また実際にこのような良い周期が過ぎ去ったあとに、事業など手を広げていくのは大変危険なことなのです。多くの人はこのような運命の法則があることを知りません。ですから何とかして、現在の低迷した状態を努力によって打開しようと奮闘します。でも、どんなに奮闘しても、以前のような好調の時期のように戻すのはとても難しいことなのです。

なぜなら、人間の能力には限りがあるからです。以前の時期だって、けっして怠けてやっていたわけではありません。全力とまではいかなくても、好調な時期はそれに近いくらいの力を出しているのです。良い時期に入ると基本的に怠けることができません。体力や気力が充実していきますから、ジッとしようと思ってもできないものです。

普通はその活力ある状態と比例するように、積極的に動き回り活動しているものなのです。ですから、後からその好調な時期以上に自分の能力をあげて行動しようと考えても、しょせん無理があるのです。

「昔の良い時期に稼いだ資本がまだ残っていますか?」

低迷した時期に入れば、良い時期に蓄えた資本を維持しながらコツコツとやっていくのが基本です。私はその資本を慎重に扱っていくようにアドバイスしました。

この話は以前の話ですが、現在においてはこうした相談者にも、まったく方法がないわけではありません。運命分析においては、こうした好調な周期以外にも同様に好調な年、月、日が確実にわかりますから、こうした小さな波をうまく捉えて、少しずつ運気を向上させるという方法を現在では薦めています。



運命を知ることの大切さとは


自分の運命を知ることは非常に有益なことです。ただ、多くの人は自分の運命を知ることを極端に恐れます。自分の未来に厳しい運命の時期が巡ることを想像すると、「恐ろしい」と考えるようです。でも、その危険な時期を正確に知ることで、それに対処することが可能になるのです。もし、そのような時期が来ることをまったく知らなければ、どうでしょうか。

運命を知ることの大切さとは知らないからといっても、そうした危険な時期は誰にでも必ず巡ってきます。多くの人は実際に危険な時期が訪れて大騒ぎとなるのです。それはまったく台風の予想を聞かないうちに、大きな台風に遭遇するというようことに例えられるでしょう。台風は事前に予測してきちんと対策を施すことで、重大な危険を避けることができるのです。

それとまったく同様なことなのです。運命も事前に予測することで、重大な危険を避けることが可能になるのです。先の事業家の例でいえば、良い時期を事前に予測したならばその時期は積極的に動いて、どんどん事業を展開すればよいのです。その反対に良い時期が過ぎ去ってしまい、以前のように儲からなくなれば投資を控えて、事業全体を維持する方向へシフトしていけばよいのです。

これらはすべて運命を事前に察知することで可能になります。多くの人は、このような運命の法則が実在していることをまったく知りません。ですから、「何とかなるさ」「こういうのは気の持ちよう」などど、かなり安易に解釈してしまっているのでしょう。でも実際に、かなり低迷した時期に入れば、どんなに努力しようとも容易に運命は変えられないのです。実際にその変えていく力量じたいが、その時期には低下しているわけですからまったくどうしようもありません。

運命の様々な法則を知っている人は、けっしてこのようないい加減なことを言いません。運命にはたしかな波が存在することを知っているわけですから、それに同調するようにしてコツコツと努力していけるのです。その波が良い状態であれば積極的に努力しますし、その波が悪くなれば気持ちは控え目にし、行動も慎重にするのです。このような柔軟な方法を実践していくことで、無駄の少ない人生が送れるようになります。

このように運命の法則を熟知することは、とても有意義なことなのです。それを知らない人のように、何度も何度も同じ過ちを繰り返すこともありません。それらは不用意なことなのです。それは天気予報を無視して雨の日に出かけ、晴れの日に家にいるようなものでしょう。わざわざそんなことをする人はいません。

まずは自分の運命を正しく知ることです。そのうえで運命の法則に同調させるように、自分の定められた道を真っすぐに進めばよいのです。自己を運命にシンクロさせていくことで、運命そのものは次第に純化されていきます。運命の波は容赦なくあらゆる人に襲ってきます。ただ、人間は知恵を持つことでその荒波を乗り越えていけるのです。運命の世界は私たち人間がその法則を完全に理解できるまで、いつまでも辛抱強く私たちがそれに気づくことを待ち続けているのかもしれません。






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