運命を一瞬で読む通信講座 本文へジャンプ
四柱推命講座


          ~ 四柱推命の謎とその検証 ~


八島高明の四柱推命講座  占い小百科 NO8


 

よく当たる四柱推命四柱推命は、中国に起源をもつ占星術の一つで、「干支暦」という周期型の暦をつかって運命を占う技術です。

四柱推命は香港や台湾では人気占いの一つで、高い的中精度を誇るために「占いの王様」とも称されます。しかし、日本では知名度があるにもかかわらず、人気は今ひとつです。なぜでしょうか。

このページでは四柱推命のさまざまな謎と、その構造を検証していきます。

 

 


四柱推命とは、日本での呼び名

 

四柱推命とは何か四柱推命とはその名のごとく、四柱と呼ばれる「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」の四つの時間軸を使用して、運命を予測していく技術です。

しかし、四柱推命をご存知の方は分かると思いますが、実際には「大運」と呼ばれる理論上の時間軸を入れて判断しますので、実際には「五柱」となり、四柱推命という呼称は本来的には正確ではありません。

四柱推命とは日本で独自に作られた名前であり、本場である中国においては「命理」とか「子平」「八字」と呼ばれているようです。

 

 

さて、呼称のほうはともかくとして、四柱推命はその占断システムとして、生年月日と時間、および出生地を基準としていますから、広義の意味では「中国占星術」と呼ぶことも可能でしょう。(しかし中国にはほかにも「紫微斗数」や「宿曜術」などの占星術もあります。)

 

 

四柱推命で何が占えるのか

 

四柱推命は、西洋占星術やインド占星術と同様に、個人に関する様々なことを占えるとされます。具体的には、個人の相貌などの特徴や健康、体質、性格、気質、好みや嗜好、適職、適性、他人との相性などから、過去、現在、未来に関する運命の変化、死亡率の高まる時期など、個人に関するほとんどのことが予測可能といわれます。

 

 

四柱推命の現状とは

 

四柱推命の問題点また、実際に的中率も非常に高いために、「占いの王様」とも言われます。しかし、その解釈は一般的に難解であるため、初心者にはあまり好まれないようです。またプロの人であっても、実際に四柱推命を正確に使える人は非常に少ないようにも思えます。

プロにおいても多くの人が「空亡」や「神殺」といった、四柱推命の付随的な要素を中心として、簡易な判断している人が多いようです。

 

ただ、そうした判断法は四柱推命の亜流的な使い方であり、そうした技法を使っていては高い的中率を出すことはできません。

実際に判断する際は、大運を含む五柱の十干と十二支のみを書けば、そこに配列された干と支の力学的な特性から、全てのことが判断できるのです。

 

ですから、「空亡」は十干と十二支の組み合わせから生じた机上の迷信といえますし、「神殺」もまた十干と十二支の関係を部分的にピックアップしたものに過ぎません。実際の判読は、五つの時間軸の干支のみあれば十分なのです。



 

 

古典に精通しても四柱推命は分からない

 

四柱推命の古典は完成していないでは、古典に精通すれば良いのかと考える人がいます。しかし、そうでもないのです。四柱推命を本格的に理解しようと思って、古典を読み込んでみても、その本当の意味は理解できないのです。

かえって細かな点に煩わされて、全体的な判断が間違うことがあります。実際に原典を読んでいる本場の人でも、用神を過度に重視したり、大運をおろそかにしたりしているのが現状なのです。

 

たとえば「蔵干」という理論じたいに、かなりあやふやなヶ所が多数あります。一般の四柱推命では蔵干地支に「土性支」を入れますが、そもそも天干の土と地支の土は全く異なるものです。他にも地支蔵干で通変を出しますが、これもおかしなものです。

 

他にもたとえば、計算上の予測と現実の人生が全く違ってしまうことがあります。不思議ですが、古典に精通すればするほど、現実的な判断とのズレが生じてくるのです。なぜでしょうか。

一歩間違えば、四柱推命は机上の空論になってしまいかねません。四柱推命を研究をする人は、古典の理論ばかり頼らずに、計算上の予測と現実の照合をしっかりとやらねばならないでしょう。


 

 

四柱推命は完成されていない

 

こうした四柱推命の現状をみるとき、この占術はまだ完成されていないものといわざるを得ません。古典にいくら精通しても、本当の解釈ができないのであれば、それはいまだに未完成のものと考えざるを得ないのです。しかし、四柱推命は確かに運命の様々な現象を的確に捉えています。

ですから、一概にこの技術を捨て去ることはできないのです。こうした技術的な側面や理論の整備が、これからの大きな課題といえるのではないでしょうか。


 

 

 

四柱推命の歴史

 

四柱推命はほかの占星術のように、天空の星々の配置を計算するのではなく、「十干」と「十二支」の記号を組み合わせて作られた暦(干支暦)を使用して占います。ですから、四柱推命の起源は、この暦の起源でもある「六十干支の成立」へとさかのぼることができるでしょう。

 

 

干支の成立時期

 

古代の甲骨文字現存する「六十干支表」で最古のものは、中国河南省の殷墟から発掘された甲骨文字による表です。これは今からおよそ三千年前頃のものとされています。

 

これは現存する記録のみですから、実際にはもっと古いものである可能性があります。中国においては、この「六十干支暦」を正式の暦として採用し、その始まりを黄帝建国の紀元前2679年として、そこに甲子の年、月、日、時間を当てはめて、それが現代まで続いているとしています。

 

その真偽は定かではありません。ただ、現代に至るまでその暦が矛盾なく使用されているわけですから、そこに何らかの信ぴょう性が含まれているのかもしれません。

さて、実際にその干支暦を使い、人間の運命を予測する占い技術として成立したのが、紀元前三世紀ごろといわれております。

 



 

四柱推命の初期の文献

 

四柱推命の歴史珞琭子(らくろくし)の書いた『元理消息賦』(げんりしょうそくふ)が最古の文献といわれます。

その後、宋代(10~13世紀)になって徐大升(じょたいしょう)(子平)が出て、『淵海子平』(えんかいしへい)を著わし、四柱推命を体系化します。

さらに明代(14~17世紀)には劉伯温の『滴天髄』(てきてんずい)、萬英民(ばんえいみん)の『三命通檜』などが著されて、現代の四柱推命の理論がほぼ完成します。

 

 

日本における最初の始まり

 

日本においては、仙台藩の桜田虎門という医者が翻訳した『淵海子平』が始まりとされます。以後、多くの研究者を排出して、その大成者ともいえる阿部泰山に至るまで、研鑽が続いています。現代の日本における四柱推命の流れは、その多くが安部泰山から出ているといわれますが、その研究は広範囲になされており、研究成果としての書籍等も数多く出されています。

 

 

四柱推命の占い手順

 

四柱推命で占いをするには、まず命式と呼ばれるものを出さねばなりません。命式とは、その人の生年月日時を書き出したものに、解析用の記号などを記したものです。これを見ながら解釈を進めていきます。

 

1 干支暦から、生まれた年月日時の干支を配置する。


2 各干支の五行のバランスを計算する。


3 生まれた日の干から、通変、12運等を算出する。


4 大運を所定の計算法によって算出する。


5 年、月、日の通変等を算出する。

 

 

 

〔命式の算出法〕

 

 

1 干支暦を配置する

 

干支暦を使う干支暦は、市販のものを求める必要があります。干支暦がないと命式をつくることができません。

もっとも精度の高い市販の干支暦として、武田考玄先生の『命理・遁甲 万年暦』がお奨めです。少々お高いですが、非常に正確な暦なので安心して使うことができます。

 

 

2 五行のバランスを計算する

 

生年月日時の干支を出した後、次に五行の力量を計算していきます。五行とは「陰陽五行思想」ともいわれるように、中国思想の根幹になっているものです。干支もすべて陰陽、五行に分類されます。

 

 

※陰陽と五行の意味

 

陰・・・・・・物事の裏的な側面、補完的な要素

陽・・・・・・物事の表的な側面、メイン的な要素

 

木・・・・・・純粋で真っ直ぐな性質、全体的な制御、高度な意志に順応する。

火・・・・・・明るく陽気な性質、自我的なもの、意識に関係する。

土・・・・・・活動性、構成力、組織力、もっとも物質的なもの

金・・・・・・吸収力、理解力、英知、ネットワーク、関係性。

水・・・・・・柔軟性、感情的な力、人間関係、言語能力。

 



干支を五行に分解して、その計算を集計します。命式でどの五行が強いのか、弱いのか、はっきりと知る必要があります。この計算手順をおろそかにすると、解釈そのものが間違ってしまいますので、注意してください。

 

 

3 通変と12運を算出する

 

通変とは、命式を解釈する記号のようなものです。通変には10種類あり、日柱天干(日干)から各天干、地支を見て算出します。

 

比肩、劫財・・・・・・日干と同じ五行。陰陽の同じものを比肩、異なるものを劫財。


食神、傷官
・・・・・・日干から生じる五行。陰陽の同じものを食神、異なるものを傷官。


偏財、正財
・・・・・・日干から剋する五行。陰陽の同じものを偏財、異なるものを正財。


偏官、正官
・・・・・・日干を剋する五行。陰陽の同じものを偏官、異なるものを正官。


偏印、印綬
・・・・・・日干を生じる五行。陰陽の同じものを偏印、異なるものを印綬。



 

通変と12運の表示例通変を天干、地支に配当していきます。ちなみに、私は地支の通変を出しません。

理由は、天干と地支を明確に区別するためです。天干と地支は全く異なるものと考えねばなりません。プロの占い師でも、そのことがわからない人がたくさんいます。

しかしこれでは、高い的中率を出すことはできません。高い的中率を出すためには、もっと構造的に理に適った解釈をしなければならないでのす。

 

12運を出すには、日干と地支の関係を見ていきます。12運とは、もともと人間の一生涯の盛衰を、12の状態にたとえたものです。人間の一生は夢見心地の赤子時代からはじまり、力量ともなう大人へと成長し、知恵の身についた晩年へと変化していきます。

12運はこれを参考にして、日干と地支の関係を表したものです。

 

胎・・・・・・・・夢を見ている赤子の状態。


養・・・・・・・・幼少期の無邪気な状態。


長生・・・・・・生育期の明朗な状態。


沐浴・・・・・・変化を好む青少年期の状態。


冠帯・・・・・・親に反抗し、威張りだす状態。


建禄・・・・・・独立して、一家をを興す状態。


帝旺・・・・・・意気揚々とした、人生の絶頂期。


衰・・・・・・・・力量が低下して、衰えの見える時期。


病・・・・・・・・現状に執着して、わずらう状態。


死・・・・・・・・気持ちが内向し、自分と向き合う時期。


墓・・・・・・・・本能の波風が静まり、簡素な状態。


絶・・・・・・・・すべての働きが途絶えた状態。





 

4 大運を所定の計算法によって算出

 

大運は、四柱推命の運勢判断において大きな位置を占めます。しかし、一般の四柱推命では大運の作用は、ほとんど理解されていないようです。解釈を用神などにおきすぎて、大運の作用を無視している感があります。ただ、これでは判断そのものを誤ることになります。

大運の計算法は複雑なので、手計算でやるのは難しいでしょう。多くの四柱推命では、単に大運を算出して通変だけの解釈に頼っているようです。ここも大きな問題点の一つです。大運と命式、五行には複雑な相互作用があるのです。

CAP運命分析では、詳細なプログラムを組むことによって、この問題をクリアしています。



 

5 年・月・日の通変等を算出

 

運命のサイクル構造が変化をもたらしている四柱推命は大きく分けて10年間の運命傾向、1年間の運命傾向、1月間の運命傾向、1日の運命傾向を知ることができます。

一般にはこれだけでも十分ですが、実は時間にも同様な周期があります。時間はほとんど無視されていますが、私が自身の人体実験で感じるところでは、時間の作用も確実に作用しています。

 

たとえば、悪い不安定な時間に入ると、急に元気がなくなります。また、悪寒などがして風邪が悪化したりします。怪我などもよくあります。

何度、実験してもそのとおりになるので、本当に不思議なのです。頭ではどんなに考えても理解できませんが、実際にその通りになるので、この運命原理を信じざるを得ません。

これは自己暗示などではないのです。他人に知らせずに観察しても、同じことが起きるからです。四柱推命は本当にすごい学問としかいいようがありません。

 

 他の占術で、果たしてこれだけの的中率を出せるものでしょうか。CAP運命分析では、こうした時期を「不和期」と呼び、運命に障害がでる時期として注意を喚起しています。不和期には10年の不和期、1年の不和期、1月の不和期、1日の不和期、時間の不和期、5つの不和期があります。運命の不安定さのほとんどは、こうした時期に集中します。

 

こうした時期は、天候の荒れる時期にたとえられるでしょう。気象レーダーで事前にそれを知ることで、悪天候を避けることができます。それと同様に、運命分析で事前にそれを知ることで、悪運期を避けることができるのです。厳重に注意をした人と、知らずに過ごした人では当然、未来が変わってきます。人間は動物とは違います。英知を使うことで、危ない局面を乗り越えることができるのです。



 

 

命式で運命をリーディング

 

命式を見ながら運命を読むこうした手順を踏んだ後、命式を見ながら体質、人間関係、才能、能力、性格、未来・過去の運命の流れ、質問等を解釈していきます。

私も四柱推命を研究する端くれですが、四柱推命は確実な解釈法を採用すれば、実際に非常によく的中するのです。

ときには恐ろしいほど当たります。このように当たると、四柱推命とは人間の運命構造を的確に捉えた、原理そのものではないか、と思えるのです。

 

CAP運命分析では、こうした基礎研究をもとにして、新たに四柱推命を再編した精度の高い分析法を使っています。ご興味をお持ちの方は、CAP運命分析通信講座をご参考ください。




 

 

四柱推命は占星術か?

 

さて、この四柱推命ですが、本場の台湾や香港では紫微斗数と並んで人気があるようです。ただ、なぜよく当たるのか、そこについては誰も検証していません。ここで、その占断システムの検証をしてみましょう。

 

四柱推命は占断システムとしては、西洋やインド占星術と同じように、個人の生年月日、時間および出生地を基準にして運命を予測する技術ですから、分類としては占星術に入るでしょう。

しかし、この占星術は西洋やインド占星術とは大きく異なります。そのもっとも大きく異なる点は、この占星術が周期的な暦を使用する点です。



 

 

西洋とは異なる特殊な占星術

 

占星術とは何か西洋占星術やインド占星術は、実際に存在する太陽や月、水星、金星、火星、木星、土星といった星や、黄道帯上にある12の星座を使用します。

しかし、四柱推命では実在の天空の星々を眺めることもなく、暦に記載された干支のみを用います。四柱推命に懐疑的な人の多くは、この点に大きな疑問を持つようです。

 

その疑問とは、「四柱推命は生年月日時の時間を用いるのに、どうして天空の星々の配置を計算しないのか?」ということではないでしょうか。

そうした点から「四柱推命は占星術ではない」と考える人もいます。しかし、それは誤解といえるものです。なぜなら、そうした多くの疑問が、西洋やインド占星術の知識を基にして発しているからです。

 

 


システムの異なる占星術・四柱推命

 

つまり、質問者はその前提として「西洋やインド占星術の天空の力学を正統である」と位置付けています。それをベースとして占星術の概念をかなり狭義に促えております。つまり、「占星術とはこのようなものである」として、先入観をもって占星術をまず規定しているのです。

その狭義の概念に収まらないものは占星術ではない、と言ってるのです。しかし、この見方は正しい見方とはいえません。

 

四柱推命が占断システムとして、生年月日時、出生地を使う以上、「広義の意味での占星術」という概念に当たるのです。ただし、その技術はまったく異質なものですから、同じ占星術といっても、まったく別系統のシステムを用いていると考えるべきでしょう。

西洋やインド占星術がするように、天空の星々の配列を計算する以外にも、運命を読み取るほかのシステムがあることを、この四柱推命は暗示しているのです。



 

 

 

四柱推命の干支暦の信憑性

 

四柱推命に懐疑的な人の多くが、もっとも疑問とするのが四柱推命で使用する「干支暦」の信憑性でしょう。しかし、この「干支暦」を歴史的に検証してみると、その成立は非常に古く、たとえば漢代(BC2世紀頃)には、すでに王朝の暦として採用されていたといいます。

 

また、日本においても国家の行事や歴史の記述などにも使用されていたものですから、詳細な検証もなしに、一概に迷信であると断定できるほどのものではありません。


 

 

干支暦を確かめる方法は、実証しかない

 

現在のところ、この暦の成立過程は非常に古いものであるとしかいえません。
自分で干支暦を確かめる
ただ、この暦がどのような信憑性を持ち、どのように現実的な作用を持っているかについては、四柱推命や易学などを詳しく研究し、実際に自らの体験、経験としてその効果を自分で確かめてみる以外に方法は無いと思うのです。

 

そして、自己の体験や経験において、暦に記載されている周期的特性やその作用が四柱推命の理論と合致したならば、その暦が私たちのまだ知らない、何か重要な神秘を持っているということになるでしょう。

 

 

干支暦には何らかの実体がある

 

まだ未知の周期が存在する長年の私の経験や体験から言えば、これまでの数多くの自分自身の不思議な体験や経験から、この暦の正当性を信じざるを得ません。

確かに暦のような周期性があるのです。この暦が示すとおりに、私たちのまだ知らない何らかの自然学的な、占星学的な「周期的な特性」が実在するのです。

 

ただ、この特殊な周期性が何であるかは、いまだ未解明です。しかし、私はこれまでの自分自身の体験や経験とその研究から、その正体を推測する一つの仮説を持っております。次にその仮説を検証してみましょう。


 

 

二つの占星術がある

 

占星術の構造は同じではないさて、四柱推命というのは生年月日、時間、出生地をシステムとして採用する以上、広義の意味で占星術といえます。しかし、西洋占星術やインド占星術とは、そのシステムが根本的に異なります。

 

西洋やインドの占星術は、天空に実在する太陽や月、水星、金星、火星、木星、土星や黄道帯にある12の星座を使用するシステムです。これに対して四柱推命は、特殊な占星学的周期性を持つ、「未知の暦」を採用するシステムです。

 

この二つの占星術はまったく異なるシステムを採用しながら、両者とも、個人の運命を詳細に予測できる占星術といわれます。

単純な疑問として考えれば、同一の個人の運命が、二つのまったく異なるシステムによって占えるというのは、一見矛盾しているような気もするものです。

では、どちらかが間違っているのでしょうか。私の考えでは、どちらも間違っておりません。この二つの占星術は、本質的には同一のものを扱っていながら、その算出法が異なるだけなのです。

 

 

西洋的な発想法の占星術・・・西洋占星術

 

西洋の巨人、アリストテレス西洋やインドの占星術は、ギリシャ的な発想、つまりこの天空を一つの幾可学的、図形的、立体的、空間的要素として把握しています。

その対象となる天空の星々は、全て実際に目に見える要素を重要視します。つまり、科学の精神ともいえる「客観性」です。

 

一見すると、無秩序に動いているように見える星々の特定の周期性、その幾何学的な配置をもって、実在の運動的な要素として星々を捉えて理解していきます。

そして星々の周期的なリズムを細かく計算し、その実際の現れを経験的な理論と照合して、天空の幾可学を読み解いて個人の運命を判断していくのが西洋の占星術です。

 

 

東洋的な発想法(経験の科学)の占星術

 

こうした、いわば西洋流の現代科学的精神に対抗して、東洋の四柱推命が対象とする天空の星は唯一、太陽と地球の位置関係(幾何学的な)のみです。つまり、この四柱推命で扱う時間とは、太陽を中心とする、いわば「太陽と地球の相関的な位置関係」を記述した周期リズムだと考えられるのです。

 

ですから、干支暦とは「太陽と地球の特殊な位置関係を、周期的な暦にしたもの」だと考えても良いでしょう。西洋やインドの占星術においても、太陽は特別の地位を与えられており、よく王様や主人に例えられます。言い換えれば、それは「宇宙世界の中心にあるもの」であり、「そこに存在する全てを束ねるもの」とも言えるのです。

科学的見ても太陽は圧倒的な質量を持っています。惑星最大の木星と比較しても、格段の差があるのです。