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八島高明の〔占いと運命の教室〕(初歩編)12

八島高明の〔占いと運命の教室〕 (基礎・初歩編) NO 12



幸せになれない人の運命には何があるのか



 

幸福になれない原因を探せば・・



 

昔から不幸の星と言われるが

 

幸せになれない原因とは何か昔から言われていることですが、「不幸の星」というのがあります。

たとえば不幸続きの人を見ると、「あの人は不幸の星の下に生まれている」「彼は不幸の星を持っている、だから不幸続きなのだ」と言ったりします。

あるいは自分が苦労の多い人生であれば、「私は何でこんなに苦労するのだろう」「きっと不幸の星の下に生まれているに違いない」と思うこともあるでしょう。

では、このような「不幸の星」は本当にあるのでしょうか。不幸の星が本当に存在するのか、運命的な視点から考えてみましょう。

 

運命の研究をしていると、多くの人の不幸な運命を見ることになります。その中には重大な事件に巻き込まれた人がいます。あるいは、自分がそのような事件を起こした人がいます。また、人に利用されて苦労ばかりしている人がいます。不幸のパターンは、実に様々といえるでしょう。

これまで普通に暮らしていた人でも、突然の不幸に見舞われる例も数多くあります。たとえば会社が急に倒産しとか、幼少期は幸せであったが人生半ばで大病を患ったとか、突然の予期せぬ事故にあい重度の障害者になってしまったとか、本当に数多くの不運なパターンがあるのが見えてきます。そのような状態に陥ったとき「不幸の星」という言葉がよく使われるのです。

 



 

不幸パターンを分類すると人間の宿命が見える

 

では、運命世界の視点から見て、このような人たちは本当に「不幸の星」を背負っているのでしょうか。結論から先に言いますと、ある面に関してはイエスであり、ある面ではノーです。人間が不幸な状態に陥るには多くの原因がありますが、その原因は必ずしも単純なものではありません。複合的な原因によって不幸が作られるのです。

 

不幸を作る第一の原因は、人間の運命原理に起因する「構造的な原因」。これによって起きる不幸は、必ずしもその人の責任ではありません。たとえば運命の周期には春夏秋冬のような「四季のサイクル」があります。幸せな春や夏があれば、厳しい冬のような時期も来るのです。

運命に冬のような時期が巡れば、どのような人であれ必ず苦労するようになります。これは人間すべてに共通する原理です。ですから、このような運命原理で発生する不幸は必ずしも個人の責任ではありません。運命分析ではこのような時期の対処の仕方についても教えています。

 

不幸の原因の多くは過去にあるこのような時期が巡りますと、ほとんどの人は意思や体力、気力が衰えていきます。生きていくのが精一杯という状態です。生命エネルギーが衰えるため、大きな病気を患ったりすることもあります。また、神経系統が鈍るために事故などに遭う人もいるでしょう。

このような原因によって起きる不幸は「運命の構造的な原理」から発生してくるものですから、それは「不幸の星」のせいだとは言えません。それは人間という存在に関わる、根源的な不幸(それが運命の世界なのです)といえるでしょう。

 

第二の不幸の原因は性格的な問題のある人です。たとえば「極端にわがまま」であるとか、「非常に短気でかんしゃくを起こしやすい」とか、あるいは「非常に内向的で人前に出ることができない」とか、そのような個人の性格的な原因に起因する不幸です。このような不幸は個人的な原因によるものです。このタイプの不幸パターンは、考え方を変えて性格を矯正していくことで、その不幸から抜け出ることが可能でしょう。これも「不幸の星」というよりは、個人的な原因に帰するものです。

 

第三の不幸の原因は、何かと非常に障害の多い人の運命パターンです。たとえば、その人が何かを始めようとするときに、常に何かに邪魔されるような人がいます。それは家族であったり、友人であったり、あるいは金銭であったり、会社の同僚であったりします。時には病気などもあるでしょう。

そのような障害が一度ならず何度も続けて起きるようであれば、それは偶然的なものではなく、まさに「不幸の星」を持っていると言えるかもしれません。このような人は実在します。ですから「不幸の星というのはたしかに存在する」と言えるでしょう。

 







 

不幸の星の現れ方とは?

 

運命の研究を長年していると、このような事例を実際に数多く見ることになります。その際にいつも不思議に思うのは、どうして連続的に集中的に、その人ばかり不幸が襲うのかということです。これは当事者でさえわからない理由です。

しかし、このような運命パターンというのは実際に数多くいるのです。人の運命は「生誕した瞬間におおよその運命パターンが定まる」という事実があります。ですから、「不幸の星」を持った人は、実際に「障害の多い星」の下に生まれてくると考えねばなりません。

 

不幸の原因の多くは人間関係のつまづきそのような人の運命パターンを見てみますと、ひどく心理状態が不安定であることがすぐに分かります。運命の安定した人は心理状態も安定しているものですが、運命の悪い人ほど心理状態もひどく不安定なのです。

このような不安定な心理構造が、多くの不幸を引き起こしていく原因を作り出していくのでしょう。

 

「生まれる時間」と「生まれる場所」は、その人の実体的な存在が、その時間と場所にふさわしい資質をもっているかどうかで決められます。つまり、生まれる瞬間というのは、偶然に作られる産物ではありません。

それは、その人の心理状態と完全に相応しているのです。運命分析では「輪廻転生」という重要な運命法則を考慮しますから、その人が生まれる瞬間は、その人の「前世の生き方と対応している」と考えます。ですから「不幸の星」の下に生まれるということは、その人の潜在心理の内面にそのような目に遭わねばならない、何らかの原因を持っているということになるでしょう。

 

人間というのは様々な欲望や煩悩を持ち、時には誤った生き方をすることが少なくありません。人を傷つけたり、人を陥れたり、人を見捨てたりします。そうした運命の中での過ちは、そのときだけで終わっているのではありません。それは死んだあとも記憶の底に残っており、運命の「後遺症的な傷」を作り出すのです。

 

もし、何らかの大きな過ちを犯したなら、それはどこかで償いをしなければなりません。もし、その生涯においてそれが為されない場合、それは次の人生に持ち越されるのです。仏教ではこのような法則を「因果応報」と言いますが、こうした運命の原理は、本当に存在していたのです。

 

こうして作られた不幸の種は、それを解消していく為の試練の運命を作り出していきます。それが、「不幸の星」というわけなのです。「不幸の星」の現れ方には、いくつかのパターンがあります。一生涯にわたって影響が及ぶパターンもあれば、特定の時期に集中して現れる不幸のパターンもあります。一生涯にわたる不幸パターンは、よほど大きな間違いを犯した場合です。大きな間違いであれば、とても短期間で償いきれるものではありません。このようなパターンは、多くの人に災いをもたらしたような場合が多いのです。

 

運命の法則を知れば、不幸は去っていく次に、特定の時期に集中して現れるパターンは、さらに二つのパターンに分類できるようです。一つのめパターンは、それが約10年から20年近く続く場合です。

これは一生涯ではないものの、比較的罪が大きい場合です。この時期が続く期間、この人はずっと何らかの精神的な苦労や、肉体的な苦労を味わいます。

 

二つめのパターンは、1年から2年間程度の短期で現れる場合です。これはほとんどの人に現れる不幸パターンです。間違いを犯さない人間は一人もいません。誰でも必ず間違いを犯すのです。間違いを犯した以上、どこかでその償いをしなければなりません。

それが比較的小さいものであれば、このような一年〜二年の範囲内で不幸のパターンが設定されるのです。ですから、誰でも小さな「不幸の星」を持っているということになるでしょう。

 

このような時期に入れば、自分自身をコントロールできなくなったり、強迫観念に襲われたりします。また、自殺衝動が起きたり、突然病気になったり、事故に遭ったり、それまでの日常では考えられないようなことが、続けて起きてきます。

 

突然、そのような時期に入った人は訳が分からず、そこから逃れようと必死にもがくものですが、この償いの期間が終わるまでは、そこから逃れることはできません。このパターンの一番の特徴は、その時期が過ぎると嘘のようにそれがピタッと終わることです。それは何度みても不思議なものですが、このような不幸パターンは、どんな人でも数十年に一度くらいの割合では起きているのです。

ところが、ほとんどの人がこうした不幸の背後にある本当の原因に気づいていません。多くの人は目の前に原因があると思い込み、新たな未来の火種を作り出すのです。運命分析ではこうした状況に陥らないよう、事前に自分の運命を分析して、こうした時期をあらかじめ知ることができます。

 

さて、このように「不幸の星」の現れ方には様々なパターンがあるのですが、大事なことは、二度と間違いを犯さないと言う決意と、それを乗り越える努力ではないでしょうか。

「不幸の星」は誰にでも現れてくるもの。それは人間が間違いを犯して成長していくものである以上、仕方の無いことでもあるでしょう。

私だけが苦労しているという被害者的な考え方は捨て、前向きに肯定的に生きる姿勢が一番大事なのです。運命分析では不幸の起きる原因を分析し、未来の災いとしてカルマ(行為)を残さないための方法を伝授しています。

 

〔八島高明・文〕



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