占い学校

八島高明の占い講座7

自分にあった職業を探すには?




占い講座7−1

 

 

CAP運命分析の中でも多いのが、仕事に関する悩みです。特に男性の場合は、ほとんどが仕事に関する相談といっても過言ではないでしょう。

「今の仕事がほとほと嫌になりました。もう二度とあの職場には戻りたくない」

この間も深刻な仕事の悩みを抱えた男性がやってきました。年のころは四十代半ばといった感じでしょうか。最近は時代的な影響なのでしょうか、若い人のみならず、かなり年配の方までも仕事の相談でやってきます。実際問題として四十代や五十代になっても、仕事が安定しないというのは大変な問題です。ましてや一家の長であれば、家族の深刻な危機ともいえるでしょう。

「私は今の仕事が嫌なのです。私に合う何か別の仕事はないのでしょうか」

男性の仕事の悩みはほとんどがこのような内容です。しかし現実問題として、四十代なかばでまったく別の仕事に就くというのはとても大変なことでしょう。当の本人だってそんなことは十分にわかりきっているのです。

よほどそうしなければならない事情があり、また現在の仕事には愛想が尽き果てているのでしょうか。彼には感情レベルでの完全な拒否反応が出てしまっているようでした。言葉や表情の端々にそうした想いが表れてきます。これまでずっと辛抱してきたことが、いよいよ限界に達したというわけです。




占い講座7−2

 

■能力の下降するときは、慣れた仕事でもきつく感じる



 

「わかりました。では、他に選択肢を探してみましょう」

私はそういうと、資料に目を通していきます。なるほど、その相談者の方はここ近年でみるとかなり厳しい時期が続いており、メンタルグラフもかなり下がっています。ここまでメンタルグラフが下がってしまうと、仕事がきつく感じるのも当然でしょう。メンタルグラフはその人の能力や気力、生命エネルギーの充実度を表す指標です。実際にこのグラフが下がってしまうと、生きていく気力が弱ってくるのです。

その男性は特にここ数年は下がりかたが大きいようでした。

 「現在、ここ数年は厳しい時期が続いているようですね。このような時期はたしかに仕事もきつくなります。しかし、もうすぐその低迷した時期を抜け出ますよ。それまで頑張ってみてはいかがですか」

男性は渋い顔をして聞いていました。仕事の不調の原因は、必ずしもその仕事が自分に合っていないということだけではありません。たとえ自分に合う仕事に就いていたとしても、時期的な巡りによって気力や体力、能力が一時的に弱くなり、不調に陥る場合もあるのです。これは、周期的にやってくる心理のリズムですから、どのような人でもこうした時期は避けられません。しかし、この男性の場合は他にも原因があったようです。

「でも、今の仕事はやっぱり嫌なのです。前からこの仕事は自分に合わないと思ってきました。もう限界なのです」

これは単に時期的なものだけではないのかもしれません。慎重に男性の心理グラフに目を通してみました。この男性の言うとおりであれば、どうしてこの男性は何十年もこの仕事を続けてこられたのでしょうか。もし、まったく合わない仕事であれば、何十年も続けられないはずです。

どうして今頃になってその仕事が嫌になったのでしょうか。聞けば、この仕事は二十代からやっているといいます。釈然としない思いに駆られながらも、その原因を探っていきました。すると彼の二十代と三十代の時期が、ちょうどその仕事内容に合っている時期であることに気づきました。また生涯変わらない基礎心理をみますと、たしかにこの男性はこの仕事には適していない性格でした。

「なるほど、わかりました。たしかにあなたはこの仕事に本来的に適さないようです。別の選択肢をみてみましょう」

私はそういうと、男性の潜在的な心理グラフから男性の能力、才能、気質、対人関係、全体的な心理バランスをみていきました。そしてその全体的な個性に合致する職業を推薦しました。




占い講座7−3

 

■職業を選択する場合は、自分の内的な資質を見極める

 

職業といっても実際には何百種類とあります。その中から自分にピタリと合う仕事を見つけるのは至難の業です。たいていの人が成り行きで仕事を選んでいることが多いのです。偶然にもその仕事が自分の適性に合っている場合は、そう問題はないでしょう。しかし、その仕事が自分に適さないのに、長く続けてきた場合は大変です。また、この男性の例のように、時期的には合っていたという場合などは、なおさらでしょう。

かなり年齢がいってそうした時期が過ぎ去ったときに、その仕事が自分の性格に全然合わないということが分かったときは、途方にくれてしまいます。実際にこのような人は大勢いるのです。この男性だけの特殊な例ではありません。

職業を選ぶときは、若いときに将来の設計をきちんと立てることが重要です。

その際に自分の適性をきちんと見極めることは、もっと重要ではないでしょうか。たしかに現在行われているような適正テストなども有効でしょう。しかし、気をつけなければならないのは、人間の性格や能力や気質などは常に変化していくということです。

以前はその職業に適していたのに、能力や嗜好が変化して、今は合わなくなったということは現実に起き得るのです。その点においてCAP運命分析は威力を発揮します。

生誕時の基礎データから、その人の生涯変わらない基礎心理が読み取れるからです。基礎心理の構造から能力や才能、その人の関心分野や気質、対人傾向などがしっかりと判明できますから、読み間違いすることはありません。職業を選択する際にこうした性格全体の適性を考えることで、ピタリと合う職業を選択することが可能になります。

最初からそうした職業に就くことで、仕事の迷いがなくなります。迷いがなくなれば全力で仕事に打ち込めますから、業績も伸びていくというわけです。中年になってから、転職するような遠回りをする必要もありません。ただ、注意しないといけないのは、どんなに自分の適性にあった仕事であっても、時期的に巡ってくる不調和な時期には、当然、仕事の苦労も出てくるということです。

そうした時期はこれまであった能力や気力もかなり低下していますから、今までやってきたノルマがこなせなくなります。こうした能力の一時的な低下は誰でも避けることができません。しかし、このような時期であれば、職場を変えてみてもほとんど同じ結果になりますから、下手に動かないようにアドバイスします。

このように仕事ひとつ見る場合でも、その背後には色々な関連性がありますから、それに対する最もよい選択をアドバイスするのも簡単ではありません。また、相談者の将来にかかわる大事なことなので、判断はかなり慎重にしなければなりません。

CAP運命分析で出来ることは、ただ単に相談者の悩みを聞いてあげるだけではなく、実際に起きている問題の背後関係を知らせてあげることです。その関連性の中から最も良い選択をすることが、一番重要なのではないでしょうか。






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