占い学校

八島高明の占い講座6

原因不明の病気は、前世が関係している




占い講座6−1

 

 

「病は気から」とよくいわれます。人はたしかに気持ちが病んでいると、病気にかかることが多くなります。

病気は誰にでもやってくるものですが、現代の医学のみではなく、CAP運命分析でも病気の発生するメカニズムを解明しつつあります。特に、うつ病や統合失調症などの心の病は、明らかに周期のリズムと非常に深い関係があることがわかってきました。

また、他にも生まれつき持っている体質を算出して、身体のどの部位の機能が弱いのかを知ることができます。生まれつき機能の弱い部位は、周期の変化によって生命エネルギーが弱くなったときに病原となる可能性があります。

病気の予測で一番難しいのは、その因果関係を把握することです。つまり、心理エネルギーの変化がどのようにして、身体に結果として生じてくるのかを分析しなければなりません。正直言って病気の予測はまだまだといった感じですが、今後は深いレベルでも因果関係が解明されていくと思われます。



占い講座6−2

 

■潜在意識のなかに病気の本当の原因がある

 

病気にかかる原因は人によって様々でしょう。現在の医学でさえ、その原因をすべて把握しているわけではありません。私が運命の研究において気づいたのは、多くの病気には潜在的な原因があるということです。

現在、多くの人が環境的な原因から病気が作られると考えています。たしかに環境的な原因が大きなウエイトを占めていることは確かなことでしょう。しかし、病気の原因はそれだけではありません。他にも潜在的な心理に深い因果関係を持っている病気も数多くあるのです。私は運命の研究において、偶然の一致では片付けられないような、そうした様々な事例を見てきました。ここで少し紹介したいと思います。

かなり以前のことですが、長い期間、心の病気に煩わされている人がやってきました。その人は一人では歩けないほど衰弱していて、姉に付き添われてやってきました。年のころは四十代くらいでしょうか。

女性の人で見るのも可愛そうなくらいに、ガリガリにやせています。かなり青白い顔をしており、頬がこけて目の下には隈ができていました。

「先生、私の運命はどうなっているのでしょうか。」

絞るようなか細い声で彼女がいいました。隣では姉が心配そうに見つめています。彼女は座っているだけでも、かなりきつそうでした。

「少し待ってください」

事前に用意した資料に目を通していきます。事前に、彼女は自分の病気のことを告げていませんでした。彼女の基礎データを出してみたときに、かなり厳しい周期の流れに入っていることはわかっていましたが、まさか、これほどまでに衰弱しているとは想像もつきませんでした。

 基礎データを見ると、彼女の運命は何ら特別なものではありませでした。やや心理的な偏りはあるものの、他の人と大きく変わっているというわけではありません。では、なぜ彼女はこのような大きな病気を患っているのでしょうか。心理学などでいうように、幼少期のトラウマでも背負っているのでしょうか。

「この病気はいつごろからですか。生まれたときから、つまり、先天的なものですか」

私は彼女に問いました。彼女は姉に支えられながら、気だるそうに返事を返します。

「生まれつきではありません。しかし、もう長いこと罹っています」

これだけのことをいうのも、とてもきつそうでした。彼女は先天的なものではない、といっています。では、その原因はどこにあるのでしょうか。

「幼少期に、何か病気の原因で思い当たる節はありませんか」

私がそういうと、彼女は首を横に振りました。思い当たる節は何も無いと言います。では、いったい何が彼女を病気にさせているのでしょうか。




占い講座6−3

 

■原因不明の病気は、前世の負の記憶の遺産である

 

彼女の病気は心理的な病です。何も原因が無くて、そのような病気にかかることは無いでしょう。私は彼女の病気の原因を探るために、資料を入念に調べていきました。

すると、彼女のはるか過去の周期に目が留まりました。なるほど、彼女の幼少期は比較的安定した状態であり、特に波乱が起きるような周期ではありません。しかし、その流れを辿っていくと、彼女が二十代くらいのときに大きく周期が変化していることに気づきました。よく見るとその周期を境にして、彼女の心理状態が非常に不安定になる時期に入っていることがわかりました。しばらく考えていると、ぱっと閃きました。

「もしかして、病気の始まりは、二十代の半ばくらいの時期ではないですか。ちょうど、○○年くらいから、非常に不安定な時期に入っていますが」

彼女は少し考え込むようにしていました。しかし彼女よりも早く、姉のほうが先に答えました。

「○○ちゃん、たしかにその頃やないか。ほら、当たっているじゃない」

姉はびっくりした顔をして、妹のほうを見ています。

「うん、たしかにその頃やと思う」

その答えを聞いてこれではっきりしました。始まる時期がぴったりと偶然に合うことはまずありません。また、その病気の始まりのころに、その病気の原因となるような事は無かったと彼女はいいました。徐々に病気が進行していったといいます。

「病気の原因が分かりました。この病気は○○さんの潜在的な心理に原因を持っています」

彼女の病気の原因は、彼女の潜在的な記憶そのものにありました。それは彼女の否定的な過去の記憶です。それは具体的にいえば、怒り、悲しみ、嫉妬、憎しみなどのマイナス想念です。彼女の心理の奥深くに、そうした否定的な記憶が充満していたのです。それが二十代の周期が変わった時点で、それを抑えることができなくなり、意識の表面に否定的な記憶が浮上してきたのです。

 このような病気のパターンは多くの人に見出すことができます。基礎データの中に彼女のそうした周期のパターンが出ています。ちょうどその頃から、彼女の秘められていた潜在心理が、非常に悪いパターンで彼女の運命に干渉してきていました。

それが彼女の心理的な病気の原因です。しかし、それは現在の彼女が作り出したものではありません。彼女がはるか過去の人生において経験にした、否定的な経験の残存した記憶・想念なのです。

「あなたは以前の人生において、長い期間、否定的な心理状態で過ごしてきました。そうした心の不調和が、現在の病気の原因を作り出しています」

彼女は最初、その意味が飲み込めないようでした。それはそうです。はるか遠い昔のまるで記憶に無い話をしているのですから、一度でわかるはずもありません。しかし、これは運命という特殊な研究をしてきた私にとって、特定のパターンから導き出された確かな内容なのです。

ここで彼女には、そのことをしっかりと理解させなければなりません。それは二度と同じ過ちを犯させないためです。運命は一つ一つ大事にしなければなりません。

「人は人生で多くの過ちを犯します。ですから、人は互いにその過ちを許さねばなりません。恨み、憎しみ、怒り、嫉妬などの悪想念は、自分の人生も他人の人生も破壊的なものにしてしまいますよ」

なぜか彼女は心の奥深くで共感しているようでした。長い期間、まったく理由もわからずに悩まされてきたのですから、どこかでそのことに思い当たる節があったのかもしれません。はっきりとは私の話が理解できずとも、何か光明に触れたように、どこか高揚した感じが伝わってきます。そばにいる姉もとても喜んでいました。

「原因が分かってよかったな。今日は頑張って来て正解でした」

姉妹二人顔をあわせて喜んでいます。私はさらに続けました。

「○○さんの大きな周期の流れは、もう近いうちに変化し始めます。来年あたりが山場になるでしょう。それ以降は急速に回復に向かっていくでしょう」

それを聞いたときの二人の表情は、今でもはっきりと目に焼きついています。もう一生直らないと諦めていたのでしょう。でも今日を境に、大きな希望を持つことができたようです。

「私、先生の言うことを信じます。来年も頑張って乗り越えます」

目を輝かせて彼女が言いました。実は、来年が彼女の最後の大きな正念場の時期でした。これまで残存していた否定的な記憶が、強く干渉してくる年に当たっていました。しかし、その時期を乗り越えられれば、彼女は急速に回復に向かう暗示が出ています。彼女はすでに自分の運命をはっきりと自覚しました。

たとえ、来年がどんなにきつい年になっても、きっと彼女は乗り越えられるでしょう。未来への希望は大きな力となるのです。
運命分析は最後にこれからの方向性をアドバイスして終了しました。

「今日は、本当にありがとうございました」

一時間近くかかった分析は、病気の彼女にとってはかなり難儀だったでしょう。しかし、彼女はより大きな希望を持って帰ることができました。




占い講座6−4

 

■心の作用は時空を超えて保存されていた

 

こうした彼女のような病気の事例は、何も特殊な例ではありません。誰でも様々な理由から否定的な悪感情、つまり嫉妬、怒り、憎しみなどの感情を抱きます。

その感情がそのとき発散されて無くなる、と多くの人は考えています。それはまったくの誤解なのです。そうした感情の想念は、すべて潜在意識の中に記憶として宿っています。それは一生涯にわたり、消えて無くなることはありません。

これは現在の生理学でも証明されている事実なのです。脳の記憶を司る箇所に電極を当てて微弱な電流を流しますと、はるか幼少期に体験した出来事が蘇ってきます。それは普段は思い出そうとしても、まったく思い出せないことです。こうした事実から、人間の潜在意識の中には、生まれたときから現在に至るまでの、すべての記憶が情報として残っていると考えられています。

私はその考えをさらに押し進めます。それは幼少期の記憶だけではありません。それは以前の人生、つまり前世と呼ばれる領域にまで及ぶのです。私は運命の特殊な研究事例から、そのような事実が存在することをつかんできました。現在ではいつ頃、どのような形でその記憶が出現してくるか、というレベルまで研究が進んでいます。

病気の多くが、その前世に原因を持っています。現在の環境の中で説明のつけられない病気は、ほとんどが前世の記憶に関係している、といっても過言ではないでしょう。また、こうした時期がやってくるのは事前に予測できます。ですから、それが証明にもなりえるのです。

○○年にこのような変化が生じてくると予測すれば、本当にその○○年にそのような変化が生じてくるのです。それを何度経験している私にとっても、こうした変化は実に不思議でなりません。現在はまだその研究が始まったばかりです。現在、私が扱っている分野は、将来において新しい心理学に組み込まれていく可能性があります。

また、近い将来、この研究は多くの未解明な病気の原因も数多く発見していくでしょう。そしてそれは新たな学の登場として、未知の領域を探求するための新たな可能性を広げていくのではないでしょうか。






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