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運命診断とは何か? その方法とは

人の運命を診断すること−それは未知なるものであり、私たち人間が知ることのできない領域にあるものです。誰でも自分の未来の運命がどうなるかはわかりません。しかし、何らかの手法を使って、私たちの運命を診断することができれば、どんなに便利でしょうか。


運命診断をする人がいた


運命を診断する人がいたここ沖縄には昔からサンジンソウと呼ばれる見者がいます。人の過去、現在、未来の運命を診断するがゆえに、そう呼称されたのでしょう。サンジンとは「三つの世」を意味しており、過去、現在、未来のことです。相とは物事に現れる吉凶を意味します。この二つを合わせれば、「三つの相を読む人」、つまり過去、現在、未来の三世(さんぜ)の運命を診断する人ということになるでしょう。

戦前の沖縄には、運命を診断するサンジンソウがあちこちにいたそうですが、戦後の復興と共に数が少なくなったようです。運命を診断するサンジンソウがいったいどのようなものであったのかは、推測の域を出ません。しかし、ここ沖縄は中国の影響が多大であったところから、それが易学的な背景をもったものであろうことは、想像のつくところです。

易学とは東洋全域に広がった運命思想であり、陰陽思想と五行思想を中心として構成される、東洋の宇宙観みたいなものです。森羅万象や人の運命はこの陰陽と五行の働きによって成り立ち、これらが複合的に変化していくことで、万物が動いていくとされています。この思想は古代中国に起源をもち、日本でも陰陽道として確立されました。平安時代はこの陰陽道に基づいて宮中の行事が為されていたことは、あまりにも有名です。陰陽道の大家、安部清明はその第一人者といえるでしょう。



運命診断は可能なのか


さて、ではこうした古代人の生みだした英知を使って、本当に人の運命が診断できるのでしょうか。私たち現代人が気にかかるのはその点にあるでしょう。私は長いこと人の運命を研究してきました。運命が診断できるとされる姓名判断、風水、家相、九星気学、易、タロット、四柱推命など、市井に出回っているものはほとんどやってみました。その運命の研究からわかったことは、これらの中には人の未来の運命を高い確率で診断できる本物がある、ということでした。

「なぜ、人の未来の運命が診断できるのか、そんなことはあり得ない」

という人も、当然いると思います。もちろん、私も以前はそう考えていました。一般的な人の考え方でいうならば、「人の未来の運命が決まっているわけがない。現在の行動の積み重ねが、その人の未来の運命を決めるのだ」というものでしょう。そう考えることは、決して間違いではありません。確かに人の未来の運命は、現在において連続して作っていくものだからです。

しかし、少し考えてみてください。もし、あなたが現在考えていることが、何らかの潜在的な影響を常に受けていたとしたらどうでしょうか。つまり、あなたが自分で考えたと思っていることが、実はそうではなく、何らかの影響のもとにそう考えさせられているとしたら、どうでしょうか。私たちの心に常に影響を与える、こうした何かの存在があれば、その考え方は変わってくるでしょう。私たちの心に常に影響を与えるこうした存在があるとすれば、その実態を知れば、もしかしたら未来の運命を診断することができるかもしれないのです。



運命診断をする鍵とは


私たちの心に大きな影響を与える存在−それを潜在意識と呼ぶことができるでしょう。それは目に見える世界にはありません。しかし、心理学の発達によって、それが私たちの心に多大な影響を与えることがわかってきました。運命診断というものを解決する鍵−それはこの潜在意識の中にあったのです。

運命を診断する鍵とはそれは見えない世界にあって、私たちの心に大きな影響を与え、衝動的に私たちを突き動かしています。その動きには周期性があり、法則性があって、その動きを事前に知ることができます。ですから、その動きを事前に計算すれば、「人の未来の運命は、前もってある程度読むことができる、診断することができる」ということになるでしょう。ここで勘違いしていけないのは、それは現実の未来の運命を直接診断しているわけではない、ということです。それは透視的な未来予知ではなく、潜在意識の法則性を応用した運命の診断予測技術なのです。

それは現在の天気予報の技術に似ているでしょう。天気予報はあらかじめ集めた統計的な過去のデータをもとに、未来の天気、つまり明日、一週間後、三ヶ月後の天候を予測していきます。それは統計的な資料に基づいた予測技術といえるでしょう。要するに毎日変化を見せる天気にも、統計的な周期性があることを意味しているのです。

それとまったく同様に、私たちの運命を生み出す潜在意識にも周期的に動く法則性があり、それは時間の運行と共に正確な法則性のもとに動いているのです。ですから、統計的な法則性に基づいた正確な計算をすれば、運命を動かす潜在意識が将来どのように変化していくのかを事前に診断予測できるのです。

この技術を「占い」というべきかどうかは疑問です。なぜなら、占いとは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」であり、本来は理屈では説明できないものを意味しているからです。

たとえばコインを投げて表が出れば吉、裏が出れば凶というものは占いといえます。そこには統計的な論理などありませんし、また、人にそれを説明することもできません。論理的な検証を超えたもの、たとえばタロットや易断など、霊感的なものを占いと呼ぶことができるでしょう。こうしたものを占いと定義すると、長年の統計的な資料に基づくもの、たとえば精密な技術に基づく占星術などを、一概に占いと断定することはできません。それは数千年にわたる長い統計的な資料を持っており、多くの人間の運命を診断観察して形成されてきたものだからです。



運命診断をする方法があった


実は、私が使っているのがこの占星術の技術なのです。私が使っている運命診断術は「四柱推命」と呼ばれ、古代中国に起源をもつ東洋の占星術です。個人の生まれた生年月日、生まれた時間、生まれた場所を使って、独自の暦によって運命を診断、計算していきます。その基礎になっているのが、東洋哲学でもある陰陽五行思想を応用したものです。ですから、これは東洋独自の運命診断予測術といえるでしょう。この運命を診断する技法は、実際に非常に高い的中率を誇ります。しかし、その使い方が非常に難解であるために、世間にはあまり知られていません。運命診断の高い予測精度を持つにもかかわらず、それを使える人がほとんどいないというのが現状なのです。

「占星術で人未来の運命が予測できるなんてあり得ないよ」。

運命を診断する方法があった私も運命研究をはじめた当初は、そう考えていました。実は、最初から運命診断の勉強を始めたのではなく、東洋哲学の勉強の延長ではじめたものでした。しかし、少しずつ運命の世界が理解できるにしたがって、考え方ががらりと変わってしまいました。それは恐るべき的中率で人の未来の運命を診断予測できたからです。

「そんな馬鹿な、人の未来の運命を診断することができるなんて・・・」と、最初の頃はすごくショックを受けました。自分の運命は自分で作っていくもの、当然のようにそう思っていた哲学青年にとっては、そのショックは大きなものでした。それ以来、私が運命診断の研究にのめりこんでいったのは、自然の成り行きだったといえるでしょう。

最初、その運命診断の研究はスムーズにはいきませんでした。ただ、私にはそれまで学んだ哲学や心理学、宗教的な知識があり、それが占星術の運命診断の研究に非常に役立ったのです。現在は運命の世界をほぼ解明できたと考えています。また、運命診断の理論的な整備もかなり進み、新しい意識の科学として確立しつつあります。その方法は21世紀の新しい運命診断学として有効なものだと自負します。

それは現在の天気予報のような使い方が可能でしょう。たとえば明日が晴れだとすれば、明日の予定を立てることができます。その反対に明日が雨だとすれば、それに沿った計画を立てることができるでしょう。また、近いうちに台風が来ると知れば、厳重な対策を施せばよいのです

精度の高い運命学は、実際にそのような使い方ができます。大切な未来のことを「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ではとても困るのです。21世紀の運命診断学は占い的なものであってはいけません。天気予報のように、高い精度で未来の運命を診断できるものでなければならないのです。しかし、私がこうした説に基づく運命診断の話をしますと、

「では、人間の運命はすべて生年月日だけで決まるのか」

という人がいます。もちろん、生年月日だけで運命がすべて決まるのではありません。それは運命を構成する中の一つの要素にすぎないのです。運命を決める要素には、3つの要素があります。人の運命とは、これらの要素が複合化されて形成されていくのです。その内容は複雑であり、それを単純に公式化することはできません。ただ、その要素を細かく分解していけば、人の運命を診断することも決して不可能ではないのです。


運命診断の3つの要素とは


一番目の要素−環境的な要因は、現代の心理学ではよく知られている分野です。親による教育や、親からの遺伝的な要素、住んでいる地域の影響は誰でも理解できるものでしょう。幼時期における虐待などが、その人の人格形成に大きな影響を及ぼすことはよく知られています。これも一つの運命要因といえるでしょう。

二番目の要素−天体による影響は惑星や恒星などの自然界の運動が、人間にどのような影響を与えているかを知るためのものです。運命を動かす潜在意識の心理構造を分析し、その周期的な法則性を応用して個人の運命を診断し、読み解いていきます。要するに人格の変化を読むことによって、未来の運命診断予測が可能になるのです。実際にやってみると、それが理屈抜きで高い確率で運命を診断できることがわかります。そこから、この天体による影響が運命に及ぼす影響としては一番大きいものであるといえるようです。沖縄の運命診断のサンジンソウが使った占いも、こうした基礎に基づくものであったと推測できます。

三番目の要素−霊的な影響は、現在の段階ではほとんど知られていない領域です。20世紀初頭のヨーロッパで発達した人智学などの霊学の分野において、比較的少数の人にだけ知られる領域です。人の運命の背後には生まれ変わりを繰り返す実体があり、その実体が運命に大きな影響を及ぼすとされています。その詳細は不明ですが、その研究の一部は、私の運命理論の中にも取り入れられています。事実、こうしたものを抜きで人の運命を診断したり、語ったりすることはできません。運命学を学ぶ人は、必ずこうした世界も研究しなければならないでしょう。


精度の高い運命診断の世界へ


精度の高い運命診断の世界へ運命診断−それはいまだに未知の領域にあります。運命を動かす世界はカオス的なものであり、そこには運命を形成していく様々な力が入り込んでいます。ですから、人の運命を正確に診断予測することは生易しいものではありません。

しかし、運命診断の技術は少しずつ進行しています。将来は過去、現在、未来の運命を正確に診断予測できるような「運命診断システム」が完成していくことでしょう。カオス的な領域から、科学の領域へと運命診断予測の世界は変化しているのです。

私たち人間は、この運命世界を正しく知ることによってこそ、それを乗り越えることができるのです。運命は千変万化に変化していきます。ですから、その世界に本当の幸福、安住する世界を見出すことはできません。だからこそ、私たちはそのような運命世界を超越して、本当の幸せに至る道を見出さねばならないのです。

それは、この運命世界に生きる全ての人に共通する道でしょう。であるならば、私たちは運命の世界をもっと積極的に、もっと深く探求しようではありませんか。それを真剣に探究する者のみが、運命の世界を超越して、真の幸福な世界へと到達できるのではないでしょうか。失われた楽園は、実は私たちのすぐ目の前にあるのかもしれないのです。








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  オフィスファルの「占いと運命の科学」より 


 



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