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仕事運の流れを読む方法はあるのか

先日、ある有名な占い師の人が活躍中のスポーツ選手の仕事運を占っていました。その選手は悪い仕事運に入っているということで、その試合では負けることが予想されました。しかし、結果は優勝。なぜ、その占い師は判断を誤ってしまったのでしょうか。「占いだから外れることもある」という考えはひとまず置いておくこととして、その原因を考えてみましょう。


外れた仕事運の予想


私の職業柄、将来の仕事運の行方をよく尋ねられることがあります。選挙や試験、スポーツなど仕事運に関わる勝敗の結果は、それに取り組んでいる人にとっては、将来を大きく左右するものです。政治家やスポーツ選手にとって、仕事運で負けることは、実際に死活問題でしょう。

外れた仕事運の予想先日、ある有名な占い師の人が、活躍中のスポーツ選手の仕事運を占っていました。そのスポーツ選手は現在、一番悪い仕事運に入っているということであり、その試合においては負けることが予想されていました。しかし、結果はなんと優勝だったのです。「しょせん、占いなんてこんなものだよ」と、多くの人が思ったことでしょう。では、なぜその占い師は判断を誤ってしまったのでしょうか。「占いだから外れることもある」という考えはひとまず置いておくこととして、その原因を考えてみましょう。

まず、多くの占い師がおかす単純な過ちですが、自分の占い結果である仕事運の善し悪しだけで、勝負の行方を判断してしまう点があげられます。たとえばスポーツの評論家であれば、仕事運の善し悪しというものはわかりません。ですから、その仕事運の判断は、これまでの選手の実績やその時の選手のコンディションから判断されるでしょう。これは常識的な見地に立った場合、しごく当然の判断といえます。

しかし、占い師の多くが、そうした選手の実力やキャリアといった一番大事な要素を考慮することもなしに、仕事運の行方を占うのです。そこには自らの占いに対する過剰な思い入れが介在しているのでしょう。神秘的な力を過信するあまりに、最も大事な部分の判断を見落としてしまうのです。これは冷静になって考えれば、誰にでもわかる理屈です。


仕事運の判断の方法


私がスポーツ選手の仕事運を判断する場合、一番考慮する要素はやはり本人の実力です。それはこれまでのキャリアから判断されるでしょう。実力というのは簡単に変動するものではありません。たとえば圧倒的な強さを誇るスポーツ選手であれば、多少コンディション(仕事運)が落ちても、やはり強いのです。それは大人と子供の例で判断するとわかりやすいでしょう。

仕事運の判断の方法たとえば大人と子供が相撲などをする場合、大人が風邪をひいてコンディション(仕事運が悪い)が崩れていて、子供が絶好調(仕事運が絶好調)の状態であっても、やはり子供よりは大人のほうが強いのです。スポーツ選手の勝敗と仕事運の関係も、これと似たような関係を持っているのです。圧倒的な強さを誇るスポーツ選手の場合、仕事運が落ちていて多少コンディションが悪くても、やはり勝負に勝つ確率は高いのです。

ちなみに先の占い師が外した仕事運の予測は、私の仕事運では悪い状態ではありませんでした。その選手のこれまでの実力に加えて、仕事運の状態も好調な状態でしたから、勝算は十分にあったと予測できるのです。スポーツの勝敗の予想と同じように、政治家の仕事運−選挙の勝敗も、単純な仕事運の善し悪しだけではなく、その人の実力や世論の状況などを総合的に判断して、仕事運の予測をたてなければなりません。


難しい仕事運の判断もある


この間、こうした仕事運−政治選挙の勝敗を予測してほしいという依頼がありました。それはある中小企業の社長さんでしたが、ある議員との付き合いがあり、その議員が市長選挙に出るので、当落を予測してほしいとのことでした。

「この議員さんと長い付き合いですが、今回の選挙は厳しい感じがします。選挙で勝てるかどうか判断できますか。」

私はこれまでにも、幾度も選挙の勝敗を予測したことがありました。しかし、それは100パーセント当たるものではありません。私は運命の専門家ですから、その個人の仕事運の善し悪しは判断できます。でも政治の専門家ではないので、その本人の実力は皆目わからないのです。その点での曖昧さから、時には予測を大きく外すこともあるのです。その点は最初から伝えておかねばなりません。過剰な期待を抱かれても困るからです。

「私は選挙の専門家ではないので、本人の実力などは考慮に入れることができません。私に判断できるのは、仕事運にかかわる本人のコンディションや体調、気力の充実度、あとはその本人を動かす力の善し悪しなどです。」

難しい仕事運の判断もある事前に念を押してから、その人の生年月日から分析した仕事運の資料に目を通します。その人の仕事運の状態は、まあまあ良い状態です。仕事運としてはけっして悪くはありませんが、厳しい仕事運の時期から抜け出したばっかりだったので、一抹の不安がありました。次に、対抗馬とされている相手候補の仕事運を予測します。

その相手候補もベストな状態ではありません。仕事運に関する障害的な暗示が出ています。しかし、選挙などの人気的なことには悪くない暗示も出ていました。ただ、感情の攻撃本能が強まるために、選挙などで集団的な結束を固めたり、団体で行動するには仕事運が悪く作用することが予測されます。どちらとも、仕事運の判断としては甲乙つけがたい状態でした。

「この予測はどちらともベストな仕事運ではなく、非常に難しい判断といえます。実力的にはこの二人はどうなのですか?」

政治家の実力的な要素である地盤や人脈などは、私よりもはるかにその社長さんのほうが詳しいでしょう。彼ら経営者にとっては、選挙の勝敗が自らの会社の存亡にかかわることもあるからです。

「うーん、何とも言えません。今回の選挙は保守と革新の一騎打ちです。共にこれまでの実績があり、実力的にはほぼ互角ではないでしょうか。」

非常に難しい仕事運の予測になりました。私が読む仕事運の状況においてもほぼ互角であり、実力的にも互角となると判断は一層難しくなります。

「今回の仕事運の判断は非常に難しいものがあります。どちらもほぼ互角でしょう。僅差の票が勝敗を決する接戦になるかもしれません。」

社長さんは黙って聞いていましたが、決心したように言いました。「わかりました。あとは精いっぱいやるだけですね。」


仕事運の判断は総合的な見地から


政治選挙の勝敗を決する仕事運を予測するのは、スポーツ選手の仕事運の勝敗を予測するより、はるかに難しいでしょう。なぜなら、選挙は個人だけでするものではなく、大きな団体でするものだからです。スポーツの場合は、ほとんどが個人の仕事運の予測だけで対応できます。それに比べて選挙の場合はその個人の仕事運の予測だけではなく、その個人の属する政治集団の力的な関係、また、その時の世論の流れ的なものなども細かく分析しなければならないのです。選挙は一人ではできません。集団でするものですから、仕事運を見る場合は総合的な見地から判断しなければならないのです。

仕事運の判断は総合的にただ、私が選挙の予測をしていてわかったのは、その主人公である立候補者の仕事運の状態が、選挙の行方に大きく影響を与えているという事実でした。実際に、これまで多くの政治家の仕事運、選挙の予測をしてきたのですが、立候補者の仕事運の状態が、そのまま選挙に反映されていることが多いことも知りました。

たとえば立候補者に人間的な魅力を与える仕事運が巡っている場合、多くの浮動票を取り込めるのです。その反対に、人間的な魅力を喪失させるような仕事運が巡る場合、浮動票をほとんど取り込めずに惨敗することが多いのです。このような選挙パターンを何度も見てきたので、それは統計的な見地に立ったものといえるでしょう。選挙にもやはり強い仕事運が必要なのは間違いないようです。

私が仕事運から予測した市長選挙は、結局、僅差で対立候補が当選しました。そしてそれは得票数でわずか数パーセントの僅差だったのです。実力がほぼ互角であれば、あとは仕事運の状況ですが、それもほぼ甲乙つけがたい状況でしたので、このような結果になったのでしょう。

相手候補者が市長の当選を決めたのですが、先の仕事運の判断通りに、その後の市制の運営にはやはり困難が伴ったようです。その人は人気運では悪くなかったので、当選こそ果たしましたが、仕事上のトラブルの暗示は避けられなかったのです。いろんな問題をめぐって議会と対立し、当選直後から大きな仕事上の問題を抱えてしまいました。彼の心理構造には感情の闘争機能が強く作用しており、柔軟な駆け引きができないために、そのような状況に陥ってしまったのでしょう。


仕事運で高い的中率を出す


どんな人であれ、彼のように無意識の心理構造の影響を受けています。実際に、私は市長選挙だけではなく、県知事選挙や国会議員選挙の予測もしてきましたが、ほとんどの人が無意識の心理構造の変化の影響を受けており、仕事運が不安定になった途端に予測もしない落選をしたり、何らかの刑事事件が起きたりしたのです。反対に、これまであまり目立たなかった議員が、仕事運が上昇して心理構造が強化されたとき、一躍出世を遂げて有力議員になったりしているのです。これまでに幾度となくそうした事例をみてきました。

でも、選挙などの勝負の行方を予測するのは、こうした仕事運の状態だけでは判断できないことをすでに述べました。仕事運以外にも、本人の基礎的な実力やキャリア、さらにその人を取り巻く周囲の状況、そして最後に本人の仕事運の状況を加味して、総合的な見地から判断を下さねばなりません。

仕事運の高い的中率は、こうした総合的な判断から下されるときに得られるのです。もちろん、どのような運命学を使うのかにもよりますが、それ相応の精度の高いものでなければ、高い的中率が得られないのは言うまでもないでしょう。





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