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心の病気と前世の複雑な関係性とは

病は気からとよく言われます。人はたしかに気持ちが病んでいると病気にかかることが多くなります。病気は誰にでもやってくるものですが、現代の医学のみではなく、運命分析においても心の内部で発生する病気のメカニズムを解明しつつあります。



心と病気の関係とは


うつ病や統合失調症などの心の病は、明らかに意識の周期リズムと深い関係にあることがわかってきました。他にも、生まれつき持っている体質を算出して、身体のどの部位の機能が弱いかがわかります。生まれつき機能の弱い部位は、周期変化によって生命エネルギーが弱くなったときに病原となる可能性があります。でも、病気の予測で一番難しいのは、その因果関係を把握することです。

心と病気の関係とはつまり、心理エネルギーの変化が、どのようにして身体に結果として生じるかを分析しなければなりません。病気にかかる原因は人によって様々でしょう。現代の医学でさえ、その原因をすべて把握しているわけではありません。ただ、私が運命の研究において気付いたのは、「多くの病気には潜在的な原因がある」ということです。

現代では多くの人が「環境的な原因から病気が作られる」と考えています。たしかに、環境的な原因が病気の大きなウェイトを占めているのは確かでしょう。ただ、病気の原因はそれだけではありません。ほかにも潜在的な心理に深い因果関係を持っている病気も数多くあるのです。私は運命の研究において、偶然の一致ではかたずけられない、そうした様々な事例を見てきました。ここで少し紹介して見たいと思います。



心の中に病気の原因があった!


かなり以前のことですが、長いこと心の病気に煩わされている人が運命分析にやってきました。その人は一人で歩けないほど衰弱していて、姉に付き添われてやってきました。年の頃は40代くらいでしょうか。女性の人で、見るのもかわいそうなくらいにガリガリにやせています。かなり青白い顔をしており、頬がこけて目の下にはクマができていました。

「先生、私の運命はどうなっているのでしょうか?」

絞るような、か細い声で彼女が言いました。隣では姉が心配そうに見つめています。彼女は座っているだけでもかなりつらそうでした。

「少し待って下さい」

心の中に病気の原因があった私は彼女の資料に目を通していきます。電話の予約では、彼女は自分の病気のことを告げていませんでした。でも、彼女の基礎データをみたときに、かなり厳しい周期の流れに入っていることはわかっていました。ただ、まさかこれほどまで衰弱しているとは想像もつきませんでした。

基礎データをみると、彼女の運命は特別なものではありませんでした。やや心理的な偏りはあるものの、他の人と大きく変わっているというわけではありません。では、なぜ彼女はこのような大きな病気を患っているのでしょうか。心理学などで言われるように、幼少期のトラウマでも背負っているのでしょうか。

「この病気はいつ頃からですか。生まれた時、つまり先天的なものですか?」

私は彼女に問いました。彼女は姉に支えられながら、気だるそうに返事を返します。

「生まれつきではありません。しかし、もう長いこと罹っています・・・」

これだけのことを言うのも、とてもきつそうでした。彼女は先天的なものではないと言っています。では、その原因はどこにあるのでしょうか。

「幼少期に何か、病気の原因で思い当たる節はありませんか?」

私がそう言うと、彼女は首を横に振りました。思い当たる節は何もないと言います。では、いったい何が彼女を病気にさせているのでしょうか。彼女の病気は心理的な病です。何も原因がなくて、そのような病気にかかることはないでしょう。私は彼女の病気の原因を探るために、資料を入念に調べていきました。そして、彼女のはるか過去の周期に目をつけました

なるほど、彼女の幼少期は比較的安定した状態であり、特に波乱が起きるような周期ではありません。でも、その後の流れをたどっていくと、彼女が20代くらいのときに周期が大きく変化していることに気づきました。よく見ると、その周期を境にして「彼女の心理状態が非常に不安定になる時期」に入っていることがわかりました。しばらく考えていると、パッとひらめきました。

「もしかして病気の始まりは、20代半ばくらいの時期ではないでしょうか? ちょうど○○年くらいから非常に不安定な時期に入っていますよ」



心と病気の複雑な関係性を読み解く


彼女は少し考え込むようにしていました。しかし彼女より早く、姉のほうが先に答えました。

「○○ちゃん、たしかにその頃やないか、ほら当たっているじゃない!」

姉はびっくりした顔をして、妹のほうを見ています。

「うん、たしかにその頃やと思う」

その答えを聞いて、これではっきりとしました。始まる時期がピタリと偶然に合うことはまずありません。また、その病気の始まりの頃に、その病気の原因となるようなことは何もなかった、と彼女は言いました。少しずつ病気が進行していったと言います。

「病気の原因がわかりました。この病気は○○さんの潜在的な心理の中に本当の原因を持っています」

心と病気の複雑な関係を読む彼女の病気の原因は、彼女の潜在的な記憶そのものにありました。それは彼女の否定的な過去の記憶です。それは具体的にいえば「怒り」「悲しみ」「嫉妬」「憎しみ」などのマイナス想念です。彼女の心理の奥深くに、そうした否定的な記憶が充満していたのです。それが20代の周期が変わった時点でその記憶を抑えることができなくなり、意識の表面にマイナスの記憶が浮上してきたのです。

このような病気のパターンは、多くの人に見出すことができます。基礎データの中に、彼女のそうした周期の特定のパターンが出ています。ちょうどその頃から、彼女の秘められていた潜在心理が非常に悪いパターンで、彼女の運命に干渉していきました。それが彼女の心理的な病気の原因です。ただ、それは現在の彼女が作り出したものではありません。彼女が過去の人生おいて経験した、否定的な経験の残存した記憶なのです。

「あなたは以前の人生において、長い期間、否定的な心理状態で過ごしてきました。そうした心理の不調和が現在の病気の原因を作り出しています」

彼女は最初、その意味が呑み込めないようでした。それはそうです。はるか遠い昔のまるで記憶のない話をしているのですから、一度でわかるはずもありません。でもこれは、運命という特殊な研究をしてきた私にとっては、精度の高いパターンから導き出された確かな内容なのです。ここで、彼女にそのことをしっかりと理解させねばなりません。それは二度と同じ過ちを犯させないためです。運命は一つ一つを大事にしなければなりません。

「人は人生で多くの過ちを犯します。ですから、人は互いにその過ちを許さねばなりません。恨み、憎しみ、怒り、嫉妬などの悪想念は人生を破壊的なものにしてしまいますよ」



心の病気から解放される時期がある


彼女は心の奥深くで共感しているようでした。長い期間、まったく理由もわからずに悩んできたのですから、心のどこかでそのことに思い当たる節があったのかもしれません。はっきりとは私の話がわからずとも、何か光明に触れたように、どこか高揚した感じが伝わってきます。そばにいる姉もとても喜んでいました。

「原因がわかってよかったな。今日は頑張ってきて正解でした!」

姉妹二人で顔を合わせて喜んでいます。私はさらに続けました。

「○○さんの大きな周期の流れは、もうすぐ変化をはじめます。苦しいのも来年あたりが山場になるでしょう。それ以降は急速に回復に向かっていくでしょう」

心の病気から解放される時期があるそれを聞いた時の二人の表情は、今でもはっきりと目に焼き付いています。もう一生治らないとあきらめていたのでしょう。でも、今日を境に彼女は大きな希望を持つことができたようです。

「私、先生の言うことを信じます。来年も頑張って乗り越えます」

目を輝かせて、彼女が言いました。実は、来年が彼女の最後の大きな正念場でした。これまで残存していた否定的な記憶が、強く干渉してくる年に当たっていました。でも、その時期を乗り越えられれば、その後は急速に回復に向かう暗示が出ています。彼女は自分の運命をはっきりと自覚しました。たとえ来年がどんなにきつい年であっても、きっと彼女は乗り越えられるでしょう。未来への希望は大きな力となるからです。運命分析は最後にこれからの方向性をアドバイスして終了しました。

「今日は本当にありがとうございました」

一時間近くかかった運命分析は、病気の彼女にとってはかなり辛かったでしょう。でも、彼女はより大きな希望を持って帰ることができました。



前世の中に病気の原因が多い


こうした彼女のような事例は、何も特殊な例ではありません。誰でも様々な理由から否定的な感情である嫉妬、怒り、憎しみなどの感情を抱きます。その感情はその時に発散されてなくなると多くの人は考えています。でも、それは全くの誤解なのです。そうした感情の想念は、全て潜在意識の中に記憶として宿っています。それは一生涯にわたり消えてなくなることはありません。

前世の中に病気の原因が多いこれは現在の生理学でも証明されている事実なのです。脳の記憶を司る箇所に電極を当てて微弱な電流を流しますと、はるか幼少期に体験した出来事がよみがえってきます。それは普段は思い出そうとしても思い出せないことなのです。こうした事実から、人間の潜在意識の中には生まれた時から現在に至るまでの、全ての記憶が情報として残っていると考えられています。

私はその考え方をさらに推し進めます。それは幼少期の記憶だけではありません。それは以前の人生、つまり「前世といわれる領域」にまで及ぶのです。私は運命の研究事例から、そのような事実が間違いなく存在することをつかんできました。現在では「いつ頃」「どのような形」でその記憶が出現してくるか、というレベルまで研究が進んでいます。

病気の多くが前世といわれる領域に本当の原因を持っています。現在の環境の中で説明のつかない病気は、ほとんどが前世の記憶に関係していると言っても過言ではないでしょう。こうした時期がやってくるのは事前に予測できます。ですから、それが証明にもなりうるのです。

○○年にこのような変化が生じてくると予測すれば、本当にその○○年にそのような変化が生じてくるのです。それを何度も体験している私にとっても、こうした変化は実に不思議でなりません。現在ではまだその研究が始まったばかりです。私が扱っているこの運命分析は、将来において新し心理学の分野に組み込まれていく可能性があります。近い将来、この研究はまた多くの未解明な病気の原因も発見していくことでしょう。

それは新たな学問の登場として、未知の領域を探求するための可能性を広げていくことでしょう。







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